ヤドカリは殻を背負っている。
彼らは、トイレの時も殻から出ることは無い。
殻の事は、「家」ともよく表現されるが、オカヤドカリを飼い始めて色々調べているうちに、家というよりも「オムツ」という表現の方がしっくりくるような気がしている。
見た目的に、隠れても体が収まらない「腹部後方しか入っていない」ような殻に入っている個体がみられる。
成長するに従い、大きな貝殻の入手が難しくなってくる為、仕方がなく小さい殻に入っている個体もいる。しかしその反面、あえて小さい殻に好んで入る個体もおり、特にムラサキオカヤドカリの雄やヤシガニに近い品種には、その傾向がある。
殻の役割(機能面)からみると、ますますオムツに見えてくる。
殻には、柔らかい腹部~臀部を守る、隠す、乾燥しないように水を貯める等といった役割がある。
人間でいうところのパンツ(オムツ)も守る、隠すといった役割がある。
ヤドカリは、糞(フン)も殻の中にする。「中にする」ということを考えると、「家にあるトイレ」と考えればおかしくはないが、「オムツ」の方があっている気がする。(こちらはパンツととらえると異なってしまうが…。)
youtu.beなお、彼らは、率先してオムツ(?)を着用しているので、歩いているうちに突然、糞をすることは少なく、立ち止まってちゃんとふんばっている様子がある。
木の上から落とすなど、行儀の悪いおトイレもある。
糞は、黒~茶色の短い線状の固形、臭いは無い。
ちなみに「おしっこ」は、第二触覚の下あたりから出るらしい。
たまにオカヤドカリの下が濡れていることがあるが、おしっこなのか、殻の中から水が漏れたのかは、本人にしかわからない。
まぁ、オムツより家の方がかわいいので、家ということにしておこう。
(おまけ)
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