P1 【ふわりと香る花々室内編】ペットも安心？、香りの良い鉢花オススメ。

綺麗な花には毒がある、ものが意外とある。

⇒アジサイ、スズラン、マダガスカルジャスミン、ニオイバンマツリ、ヒガンバナ、エニシダ、オシロイバナ、レンゲツツジ　などなど。

花が好きで飾りたくても、毒と言われると、小さな子供やペットがいる家庭では、気になるところ…。

主は、ここ１～２年は、ヤドカリ水槽の消臭　気分のリフレッシュとして香りの良さを重視した植物を部屋に置いている。特に、柑橘系などフルーツっぽい香りが個人的に好きだ。甘すぎる、ツンっとしすぎる香りは苦手。

また、ペット（オカヤドカリ）がいる関係で、ずぼらな主でも　できるだけ農薬を使わずに済み、毒を持たない、室内で観賞性に長ける植物を中心に集めるようにしている。

室内で育ててみた中で、（個人的に）おすすめな香りの良い花を紹介したい。
※主の調べた限り、毒は無いと思われる植物。似たような名前でも一方は有毒植物だったり…という事もある。また、ラベンダーは猫にとっては匂いだけで中毒になる可能性がある、とも言われるように、全ての生き物にとって100％安全の保障はない。購入の際は、後で後悔をしないよう、各自よく調べて頂ければと思う。

【個人的おすすめ①～③】
①シルクジャスミン・ナナ

とても良い上品な香りがする。
ミカンの花に似たスッとした中に甘さがある香りだ（ミカンの花の方がもう少し苦みのある香りのように思う）。1輪でも1ｍ位の距離まで、風に乗ってふわりとやってくる。たくさん咲くと部屋の中に漂う位、香ったりもする。
通常のシルクジャスミンに比べて小型で成長が遅いが、樹高15cm程度からやや小型の花をつける。
花の寿命が短く、1～2日で散ってしまうことが残念だが、花期は長く初夏から晩秋位までぽつぽつと咲く。
葉は光沢がありそこそこ厚みがあるので、花がない時期でも観葉植物としても楽しめる。
風通しの悪い部屋で育てているので、年に何回かはハダニがつくが、農薬はヤドカリに有害なので極力使いたくない。昨年は、ハダニが目立つ若芽を処理（切り取るか拭き取る）し、雨の日に雨ざらしにするか、日光が強すぎない時に霧吹きをして外に放置しておくことで、農薬無しで乗り越えられた。
以前に持っていた株はちゃんと咲いていたが、なぜか今の株は蕾は沢山つくが開かずに落ちてしまう…。根づまりも光不足でもないと思うのだが…もう1株買って検証すべきだろうか…？

②ナゴラン

その名「名護蘭」の通り、オカヤドカリ達の故郷、沖縄が産地の1つ。
こちらは、バラ（ややスパイシー感のあるフルーティ香の物）に似ているが、また異なった雰囲気（表現が難しい）香りだ。広範囲に香るというよりは、顔を近づけると、じわじわとくる少し癖になりそうな濃厚な香りがする。
個人的に花の外観はあまり好みではないが、香りの良さは納得せざるを得ない。
花期は4～6月。花茎が1～2本（花茎1本に4～10輪、花は2週間位持つ）伸びてくる。1年でみると香りを楽しめる期間は短いが、葉には光沢と厚みがあり、株が非常に小型なので、場所をとらない観葉植物としても良いと思う。
通常の葉のタイプと明丸（丸葉でより小さいタイプ）は、花や香りには明らかな差は無いと言われる。（持っている株同士で少し香りが違うように感じるが、品種差ではなく個体差によるものだろう。）

③カトレア（ワルケリアナ系）

香りの強い香りのカトレアは多々あるが、株が小型で香りがある物は少ない。
写真の物は、小型で香りの強いと言われる品種ワルケリアナの交配種。
本種は、香りは弱いが、甘みのある爽やかな嫌みのない香りなので、気に入っている。
花期は春。たくさんは咲かないが、1輪2週間位は楽しめる。
花の中心（蕊中(ずいちゅう)、コラム）は、スベスベしていてとても触り心地が良い。
カトレアについては、興味を持ってから日が浅く、育てた品種も僅かなので、もっと気に入る品種がたくさん出てくると思う。

【現在、部屋で育てている植物】

ラン類（ミッカビ、デンドロビウム、カトレア、リカステ、アワチドリ、オンシジューム、アングレカム）、アイビー(毒注意)、ポトス(毒注意)、シルクジャスミン（通常、矮性）、アスプレニウム、テコフィレア、真珠コケモモ、ワカメプランツ、セントポーリア、クレロデンドルム、多肉植物類、リトルドラゴン、エバープランツ、など計30鉢位。