ヤドり木 (オカヤドカリ)

ヤドり木 (オカヤドカリ)

同居しているオカヤドカリ(たまに植物、他雑記)の日記

#2 飼育環境「何が必要?南国系ペット、オカヤドカリを飼う」

僕らを飼うには何が必要?

今回は「オカヤドカリ」の飼育環境について書いていくよ!

注意:完璧な飼育方法はありません。あくまでも参考に自分なりの飼育スタイルを探して頂ければと思います。

【 重要 】
寿命は10~20年以上とも言われる。可愛いだけではない。生き物なので世話が必要。大人しい時は静かだが、ギシギシ鳴いたりコツコツガサガサ、人によってはうるさいと感じる事(主は全然気にならない)もある。

ちゃんと可愛がってあげられるか考えた上で、飼いたいと思う方は…

以降、現在の飼育環境を載せるので参考にしてもらえればと思う。
(不要な物もたくさんあるので、※番号の後に、★=必須、☆=環境次第では不要、(無印)=完全に趣味なので不要 をつけて紹介)

 

【 現在の水槽 「やどかり荘(海)」の場合 】

飼育セット(水槽1セットあたり)

水槽本体
 …GEX マリーナ60cm水槽 60×30×36cm
    (バックスクリーンはAmazon購入))

水槽蓋
 …鈴木製作所 プラフタ クリスタル水槽 60cm用
 
…スドー ハープクラフト ハープネット60

砂場(脱皮用ウェット砂) ×3ケース
 …無印良品 重なるアクリルボックス・大・ハーフ 幅12.6×奥行12.6×高16cm
 …国内産 沖縄の砂 パウダー砂
 …湿らすのは、カルキのない水か環境改善液使用

④☆砂場(ドライ砂)
 …国内産 沖縄の砂 サンゴ砂

⑤☆ヒーター(注:14Wは水槽サイズにあっていない)
 …ビバリア マルチパネルヒーター 14W ×2枚
 …三晃商会 パネルウォーマー 16W ×1枚

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水・海水容器
 …水容器:マルカン ヤドカリオアシス+ペットボトル天然水
 …海水容器:小さめの容器+天然海水+天然水少量(+足場)

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餌容器
 …日替わり餌(詳細はまた別の項で!)
 …入れっぱなし餌(カトルボーン、岩塩、葉っぱ、枝等)

温湿度計(2か所に設置)

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インテリア
 …最低限の足場や隠れ家は必要。

宿貝(巻貝)

⑪☆断熱材
 …アルミ断熱材(+硬めのマット類+100均のベルト)

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⑫ライト(フェード機能、遠隔操作機能付き)

⑬アーム付き見守りカメラ(暗視、遠隔操作機能付き)

⑭☆水槽台(木製の棚板は自作)、ライト設置用ラック

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【補足説明】
①について
 できるだけ軽い、周りだけがガラスの水槽にした。(アクリル水槽は、より軽いが値段が高く傷がつきやすいデメリットもある)。水槽全体は2か月に1回位全掃除している。糞は結構頻繁に(週何回も)ピンセットで拾っている。水槽の大きさは、試しにちょっとだけ(オカヤドカリ小2~3匹あるいは大きめ1匹)なら、30cm水槽でもいいと思うが、(置き場所やメンテが問題なければ)60cm水槽をおすすめしたい。主は最初1匹だけで飼うつもりで30cm水槽だったが、(色々あり→詳細はまた別の項で)現在は60cm水槽2つになっている。

②について

②について

 ガラスフタだと重さが心配な為、プラフタ採用。ただし、これらはメーカーが異なる為、水槽本体に対してフタが若干小さい。被せる時に水槽内に落下しないように気をつけている。ハープネット(網フタ)は脱走防止用。鍵が付いておらず水槽に乗せるだけだが、今のところ脱走は見られず。脱走のプロなので要注意。湿度が高い時は、プラフタはしない。また、湿度が低い時は、プラフタを乗せてから網フタをした方が湿度が高くなるようだ。

③について

③について

 脱皮には15㎝位(最低10㎝以上)は深さがある砂場があると良い。ある程度は湿った砂を入れないと水槽内湿度が低くなってしまうが、水槽全体に深さ10㎝以上の湿り砂を入れると非常に重く(床が心配に)なるため、ケースで仕切ったユニット式を採用。ユニット式のメリットとして、脱皮中に登り木等を外す事で、他ヤドカリが同じ場所に潜ってしまう(最悪は共食いされる)リスクを回避できる事や、洗う際に水槽は設置したままケースだけ出せるので楽な事がある。この内容で水槽1つあたり砂4㎏は必要。砂の必要量=アクリル幅12.6cm × 奥行12.6 × 砂の高さ15 × パウダー砂比重1.56 ÷1000 =3.7kg強。砂を濡らす水は、念のためカルキを抜いた水を使用している。今まで4,5社からサンゴ砂を購入しているが、紹介しているお店の物が値段的にも色・質感的にも気に入っている。ヤシガラよりサンゴ砂の方が虫が湧きにくいイメージがある(個人的な意見であり真偽は不明)。

④について
 底が見えない程度に2㎝位敷いている。見栄え的にも、掃除のしやすさ(スコップでのすくいやすさ)的にも、細かすぎず粗すぎずがおすすめ。2㎏位使っていると思う。

⑤について
 水槽がもっと小さかった時に買ったものなので、14Wは水槽サイズに合っていない。脱皮用砂場の砂が熱くなりすぎないように、ユニット式砂場はヒーター付ガラス面から少し離して設置している。ヒーターは、置き場所のスペースや操作のしやすさの面でどうしても水槽の横につけたかったので、100均の両面テープ付きマジックテープを使って貼り付けている。なお、これだけではやはり温度維持ができない為、様子をみてエアコン(冷暖房)も使っている。ビニールハウスとか暖突とかつけた方がいいのだろうか…温度管理は今後も課題。

⑥について
 3日に1回交換している。主は水道水だが、ヤドカリ様の飲み水は天然水(尾瀬のおいしい水)を入れている。主は水道水だが。水道水を使う場合はカルキを抜く必要がある。水だけで良いという意見もあるが、海水の方を飲みに行くことが多いので、海水も用意してあげてほしい(塩水ではなく海水)。海水は蒸発すると濃くなるので海水6:水4位で(結構適当に)薄めて入れるようにしている。最初は海水の素を溶かして作っていたが、2Lペットボトルの海水で結構持つことが分かった為(容器を小さくしているので水槽2つで1年に3,4本で足りている)、最近は作らず天然海水を買っている。容器が深かったりツルツルしていて出られないと(長時間生存例もあるので、溺死なのか定かではないが)死亡する事があるらしいので、自力で出られない場合は、足場(サンゴ枝等)を入れたりする。(半日以上水に潜っていたりもあったので、耐水性は高いようだが)

⑧について
 温度20~30℃、湿度60~85%くらいがいいと思われる。温度15℃で暫く体調を崩していた個体(泡がブクブク)がいたので、低温注意。夏場は33℃位になってしまう時もあるが生きている。湿度管理は結構難しいかもしれない。部屋の環境の関係で、50%を下回ってしまう時や100%近くになっている事もあるが、生きている。ここ最近は湿度が高すぎてガジュマルの枝にカビが生えた。ヤドカリ様の為にカルキが抜ける加熱式の高い加湿器を買った事もあるが、部屋のカビ問題が心配な為、あまり出番なし。冬場はお湯をはった一回り大きい水槽に入れるバス式の方が安定しそうだが、ガラスが曇って仲が見えなくなるらしいとかなんとか…。湿度管理は今後も課題。

⑨について
 (無農薬)木、ポリレジン製の橋やトンネルなどを入れている。金属は有害なので入れない。造花は食べ始める個体(約1体)がいたので撤去した。鉢植え植物を入れたい人は事故死しないようによく調べて入れる事。

⑫⑬について
 完全に趣味。外出中にも外から観察できる。ヤドにはプライバシーは無い。ライトはPhilips Hueをつけているがほぼ出番は無い。ライトは室内灯(LED)でいいと思う。

⑭について
 youtubeに自作動画があったので、参考にさせてもらい、キリだかヒノキだかで作成。

 

「飼育情報」に関する記事

前⇒なし

後⇒#6 オカヤドカリの飼育数

 

yado-ri-gi.hatenablog.com